小菅村では、間伐材、生ゴミ、汚泥等有機系廃棄物から堆肥を製造し、地域資源を再利用することで、低迷している林業経営と農業の振興を図っています。
小菅村では、平成14年12月から国の補助を受け林業廃棄物処理施設を建設し、村内からでる生ゴミと間伐材から堆肥を製造しています。堆肥は、間伐材(北都留森林組合が収集)からつくられます。オガ粉と集められた生ゴミに米ぬか(JAから購入)と発酵菌を加え、混合堆肥化装置によりやく80日間熟成して製造しています。
製造された堆肥(108t/年)はJAに出荷し村内の農家に販売されるほか、村の物産館を利用し、村内外の一般消費者にも販売しています。また、堆肥を製造する過程で阻害物質除去装置を使用することで、ヒノキオイル・エキス水(100?/年)が回収でき、この副産物に着目し、「ヒノキエッセンシャルオイル」と「ひのきリフレッシュウォーター」を開発し、村物産館で販売しています。